CORDELLAは、1998年創業。モンタルチーノの土地を愛し、ワイン造りに情熱を持った女性醸造家「マダレーナ･コルデラ」が、大学で一からワイン造りを学び、父から譲り受けたMELETO（メレート）という美しいカントリーハウスのある40ｈａの土地でワイン造りを始めました。

そのこだわりは強く、ブドウ造りからワイン造りまで、何度もの選別や工程に時間と愛情をかけ、手を抜くことなく行われています。

マダレーナ・コルデラは若くしてその才覚をあらわし、若手企業家としての新人賞をはじめ、数々の賞を受賞し、昨今イタリアで注目を集めている若手実力醸造家です。

ワイン造りで最も重要なことは、素晴らしいワインを造るための要素（気候、土地、人の手による作業など）のバランスであると考えています。土地や自然への愛情と、ぶどう畑への気配りも美味しいワインを作るためには欠かせません。

通常、ブルネッロの1ha当たりのぶどうの最大栽培料は5000kg、ロッソは80hlと定められていますが、ぶどうの品質を守るため、ロッソについてもブルネッロと同様の5000～6000kgしか栽培されていません。栽培量は、多すぎても少なすぎても土壌へのストレスとなります。マダレーナ氏の造るワインは、どのワインも同じように手をかけて造られているのです。

2010年にワイナリーを新設。コテージと、古い農業小屋の2つの異なったエリアに分かれて作業は行われています。

ワイン作りは、古風で趣きのあるコテージで。熟成、精製、パッケージングはきれいに修理された古い農業小屋で行います。

小さなコテージの外側には温度調節の機能などワイン作りのための現代技術を備えた100HLのステンレスのタンクが、コテージの内側には50HLのステンレスのタンクがあり、そこでワインが選別されます。熟成には、26HLのオーク樽が使用されます。